Blenderを使用して3DモデルにPNG形式の透過テクスチャを適用する場合、
テクスチャ自体が透過情報を含んでいても、デフォルトの設定ではモデルは透過されません。
この記事では、PNGテクスチャの透過情報をBlenderで正しく反映させる方法を解説します。
目次
ステップ1:透過画像の用意
まずは透過画像を用意します。
今回は以下の画像を使用していきます。
ステップ2:テクスチャの設定
次に平面のメッシュを追加し、テクスチャを設定します。
メッシュは、Ctrl
+A
でメニューを開き、
Mesh 追加することができます。
その後は、以下の画像のようにShadingタブでテクスチャを張り付けます。
Add Texture
ColorをPrincipled BSDFのBaseColorに接続します。
うー
この状態だと”A”の周りの透過部分は、黒くなってますね
ステップ3:透過の設定
透過するために必要な設定を行っていきます。
先ほどのテクスチャノードからPrincipled BSDFにAlpha(透明度)の情報も渡すようにします。
マテリアルの設定は以下のように変更します。
①は透明な表示をするために必須の設定です。
②、③は好みで選んでいきましょう。
- Blend ModeをAlpha Blendに変更
透明部分を表現。
- Shadow ModeをAlpha HashedかNoneに変更
Alpha Hashedで透明部分を影に反映。
Noneで影を表示しない設定。
- Backface Cullingのチェックを外す
裏面からも画像が見えるようになる。
チェックを入れると、メッシュの裏側からは見えない状態。
”A”という文字の周りも透明になりましたね!
まとめ
今回は、PNGテクスチャの透過情報をBlenderで正しく反映させる方法を解説しました。
RGBに加えて透明度も扱えると、表現の幅が広がりますよね!
ぜひ透過テクスチャも活用してみてくださいね。
おわり